モビリタに行ってきました。って言っても「どこ?」って言う人が殆どだと思いますので、ちょっと解説します。

モビリタとは、静岡県の富士スピードウェイの敷地内にあるトヨタ自動車監修の交通安全センターです。
何をやるか? トヨタ自動車ですから、もちろん車の事、特に交通安全に関する研修が受けられます。
いろいろな研修コースがあるのですが、今回は「総合トレーニング」というメニューをやってきました。
一口で言うと、「体験して良かった!!」につきます。”体験” そう、実は研修っぽい内容を想像していたのですが、95%は実際に車に乗って操作するという実に内容の濃いもので、しかも通常では絶対体験できない事ばかり。
では順を追って内容を説明しますね。
集合時間に指定された講習会場に向かうと、本日の受講者の方々がいらっしゃいます。総勢22名(定員は24名だがキャンセル2名らしい)と少人数です。
まずは簡単な講習の説明から。一部にグループでの参加者もいますが、殆どが単独参加の方々。担当インストラクター(神野氏)による、時折ジョークを交えた説明で参加者一同、リラックスしていた。
そしてまずは死角(これが予想以上にあるんですよ)や簡単な点検についての説明があった後、早速実車での講習がスタート。参加者2名に1台が割り当てられる。講師の方は前述の神野氏の他、2名の方が担当された。
午前中は習熟運転となる。広大なコースで点々と置かれたパイロンを頼りに運転してゆく。普段から白線内しか運転しないので、かな~り違和感がありましたが、2週目には慣れてスピードもある程度出せるようになりました。
午後からは緊張感のある内容となる。
まずは濡れた路面での80~100km/hでの急ブレーキ操作。これまで体験したことのない様なGに一同驚いていた。
力一杯踏み込んだつもりが、インストラクターより「もう少し力一杯踏み込めるよ」とアドバイスが。ええ~!と思いましたが、2回目以降の急ブレーキは言われたとおり、目一杯にブレーキを踏み込むと、先ほどより速度が出ているにもかかわらず、短距離で停止できた。最初の踏み込み量とアクセルからブレーキへの踏み替え時間がポイントでしょうか。
さらに100km/hで障害物に見立てた前方のパイロンを回避しながらの急ブレーキ、意外にハンドルが効いてくれます。でも操作量を誤るとスピンしそうになります。
続いて低ミュー路、つまり滑りやすい路面でのABSやVSC動作体験です。
まずは50km/hてつるつる路面に進入、障害物をよける動作を行います。ABSありでは簡単に回避できますが、ABS無しでは、ハンドルは全く意味無し。おまけにブレーキも殆どききません。
しかしABSありでも65km/hで進入すると、ABS無しと同じように効果が全くありません。ABSとはいえ、万能では無いんです。
次はVSCという姿勢制御装置を働かせ、クネクネしたつるつる路をアクセル全開?(に近い状態)で通り抜けるということをやりました。
つるつる路で急ハンドル&アクセル操作をすると、当然車は横滑りしだします。が、VSCが姿勢を関知し、アクセルカット、崩れた姿勢を正常に取り戻そうとするのがよく分かりました。でも限界を超えるとすぐにスピンしそうになります。あわててカウンターを当ててもうまくいかなかったです。
最後の仕上げは、トランクにパイロンを載せ、先ほどのコースを通り抜けるというのを行います。つるつる路では路面から(障害物に見立てた)噴水が突如吹き出し、これを開始しながら通過します。
文で書くとあっという間ですが、これらの内容は10時から17時までほぼフルに使いました。
ホント良い経験をさせてもらいました。一般道じゃ絶対体験できませんからね。
そして多くの事を学びました。安全運転は自分自身だけじゃなく、相手へも影響を及ぼす。そして、相手の運転も考慮し、余裕を持ち、先読みする運転が安全運転につながり、それができる人が本当にうまいドライバーであるということ。早く走るのがうまい人じゃないんです。
安全運転を目的としているので細かな運転技術指導はありませんが、「緊急事態」等の体験を通して、安全への意識と非常時への備えができた様な感じもあります。
まだまだ自分の運転はうまくないですが、今回の講習を元に、これまでよりステップアップした運転ができるようになりたいです。
車を運転される方、お時間がありましたら、参加することをおすすめします。昼食まで付いてこれだけの内容、十分すぎるんじゃないかな?
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